イラン・トルクメン族の部族絨毯(トライバルラグ)です。 経年20~30年程度のビンテージ品です。 絨毯両サイドのセルビッジと絨毯上下のフリンジ(房)はキリム織で処理がされています。 かんたんに捲れることのないしっかりとした織りで、みっしりと密に立ち上がった毛足の表面は均一に整えられています。 薄手ながらもウールの肉感を感じます。 トルクメン絨毯ならではの深みのある赤をベースカラーに、規則性のあるギュルの幾何学模様が非常に美しいデザインの1枚です。 ギュル(ゴル)という象の足とも呼ばれる特徴的な家紋をモチーフにしており、緻密に織られた幾何学模様が特徴です。 照明や日差し、見る角度によって、発色の良い赤から深く落ち着いたエンジの色合いに表情を変えてくれます。
約5.2㎡・6帖程度のサイズで、リビングルームやダイニングルーム、客室等の3人掛けソファやダイニングテーブルの足元、寝室のベッドサイドに敷くのに最適です。
***デザインやカラーリングについて*** ◆全体のデザイン◆ こちらの絨毯は一つの模様を絨毯全体に規則的に並べた総柄のオーバーオールデザインです。 一つの模様を絨毯全体に規則的に並べた総柄のデザインです。 『ギュル(ゴル)』と呼ばれる幾何学的なトルクメン族の家紋模様が配されています。 ◆全体のカラーリング◆ トルクメン絨毯の代名詞ともいえる赤をベースにした配色です。 エンジを思わせる深みのあるまろやかな赤で、はっきりとした赤というよりもやや茶の混ざった落ち着いた色合いの印象です。
◆各部位の説明◆ ◇フィールド◇ ギュルと呼ばれる特徴的な家紋がラグのフィールド一杯にデザインされた幾何学的で美しいデザインです。 短くもみっしりと揃った毛足の織り地にギュルが連続しています。 シンプルなデザインがとても良くマッチしています。
◇外枠ボーダー◇ 外枠のボーダーはフィールドに配されたギュルを彷彿させるモチーフがで連続して規則正しく描かれています。 細かな模様のボーダーが何重にも並んでいます。 各ボーダーは規則的に織られており、中央のフィールドを一層映えるものにしています。 デザインだけでなく、配色にも統一性があり、一見複雑なデザインはまとまりがあります。
毛足に流れがあることにより、日差しや照明の明かり、見る角度による見え方の違いが楽しめます。 日中と夜の見え方の違いがとても面白く、昼間は日差しの反射で艶々と反射して見えるような見た目が、夜は間接照明などでより深く、落ち着いた佇まいを見せてくれます。 日々の暮らしの中で美しさに対する気づきをもたらしてくれます。 ***手触りやコンディションについて*** ◆全体のコンディション◆ 均一で整ったみっしりとした毛足は経年によるまろやかさを帯びて落ち着きがあります。 簡単には捲れることのないしっかりとした織り地です。 経糸にウールが使用されています。 絨毯の裏を見ると、織り込まれた編目は細かくしっかりと密に並んでおります。 使用された良質なウールは、みっしりと詰まった丈夫な毛足で、これからも長く使用していけるお品です。
◆手触り◆ 毛足の流れに沿ってなでるとさらりとした手触りです。 薄手ながらも密集したほのかな弾力と毛足のやわらかさを感じます。 しっかりとした織り地で、歩いたり、腰を下ろした際には、薄手ながらも柔らかな弾力とウールの厚みを感じさせ弾力あるやわらかな毛足の感触が床面の感触と共に伝ってきます。 暮らしの中で年月と共に深まる風合いをお楽しみください。
*** ペルシャ絨毯には毛の流れがあり、一方向に羊毛が若干”ねている”様になっています。 大きなサイズのペルシャ絨毯になりますと、毛の流れに光が反射して、光の当たる方向によって、見え方も若干変化してまいります。 日光と共に表情を変える天然ウールの絨毯の毛並みを楽しめるのも大きなサイズならではです。 *** リビングルームの中心に、2人掛けのカウチソファーの足元に敷くことのできるサイズです。 大きなお宅では玄関に敷いて、ご自宅の入り口を明るい印象にしてくれます。 客室等、特別な空間に敷くことで絵画の様に空間を素敵な雰囲気に変えてくれます。 ペルシャ絨毯の緻密なデザインを楽しみつつ、天然ウールのやさしさをたっぷり楽しめるサイズです。 床に絵を飾っている様に、毎日過ごすお部屋を素敵な空間にしてくれます。 お部屋のアクセントに是非どうぞ。 ナインの絨毯は日本の家屋ともよい相性で、日本家屋や古い和箪笥等の和の装いを纏った空間にも適しています。 味のある家具やアンティークインテリア、コーヒーテーブル等と良い相性です。 お家のフローリング、カフェ、アパレルセレクトショップやヘアサロン内装や古民家等、多くの用途にご使用いただけます。
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